20100424旭岳東稜の雪稜
メンバー:鎌田、金川、職人、サナ

時期が遅いが、雪稜を期待して車を走らせる。
美し森の駐車場はトイレも使えるようになっていた。
林道をアプローチして川沿いに進む。渡渉が結構厳しいが、何とか靴を脱がずにポカポカと春めいた出合小屋着。
雪の無い東稜の末端から尾根に取り付いてしばらく行くと、尾根上に凍った雪がへばり付くようになりアイゼン装着。
下部岩稜を通過し、開けた雪の尾根から雪壁をしばらく登って5段の宮手前の水平な雪稜に出る。時間は15時前。20100424五段の宮取付
春の日は長い。このまま抜けることにして、リッジ通しに取り付く。悪い。ピンも無い。岩が脆い。クラックは氷でツルツルしている。後続も大変に苦労して上がって来るが、時間はアッという間に過ぎてしまった。
雪稜、岩稜、草付と必死に登って、旭岳山頂に抜けたと同時に、乗鞍岳に太陽が沈んでいくのが見えた。
日が沈んだ、カリカリに凍った縦走路を慎重に下り、ツルネを目指す。月が結構明るい。
ツルネ手前の稜上に幕が晴れそうな場所を見つけて本日終了。残業になったが、充実した1日だった。

翌日も快晴。富士山から北アルプスまでの眺望と春の暖かい日差しを満喫する。
ツルネ東稜を下り、バカッ話で時間を過ごしてしまい、美し森駐車場に戻ったのは13時。売店でコーラを買ってラッパ飲み。ほんと春です。
雪が少ないなりに剱岳合宿のトレーニングとして充実して楽しい山行ができて良かった。
メンバーに感謝

写真集にアップされると思いますので、写真も見てください。