日時:2018年8月10日〜11日
場所:Dibona針峰
メンバー:田辺、金川

旅も終わりが近づいてまいりました。
最後は、見た目が格好良いDibona針峰の登頂を目指します。

初日、La berardeから4キロほど下流の村からreffuge du sorellirを目指します。
1時間ほど登って谷を渡ると、突然Dibonaが見えてきました。
P8100061

後ろのとんがっているのがDibona針峰

近づくとよりとんがり具合が際立ってきます。P8100066


小屋のすぐ裏はDiboaの南面となっており、グレード5〜7a、10ピッチを超えるルートがいくつも
あり、たくさんの人が取りついています。P8100075


小屋の宿泊者は付近を登るクライマーがほとんどでした。
小屋付近には幕場というわけでは無いようだったが、テントやテントなし(寝袋ダイレクト)で泊まる若者が多くいた。
尚、小屋代は宿泊15.2ユーロ、2食27ユーロの計42.2ユーロでした。

2日目
ゆっくり8時に小屋を出発。小屋のすぐ左側にある小さな尾根を越えてすぐ、上へ上がる踏み後を
たどり取りつきへと向かいます。ケルンを頼りに1時間ほどの登りで、取りつきのコルに到着しました。
ここから、30m程のやさしいトラバースしたのち、正面のジェードルをります 。P8110117

3級の快適なピッチでした。
さらに顕著なリッジの右側を上がってゆくが、リードする田辺さんは「ゆっくり登らないとすぐ終わってしまい、もったいない。」と言いながら太陽をあびて快適そうにザイルを伸ばす。P8110120


確保点から15mほどで頂上だが、頂上は狭く支点もないので一人づつ頂上に立ちました。P8110122
P8110070T (6)


下降は懸垂下降2回と、コンテでトラバース部を歩きりコルへ戻ります。
  
今回、Dibonaが1919年に登頂した北稜ルート(いちばんやさしい)を登ったが、すぐわきの西面には1939年に登られたクラシックのマディエルート(100m)などもある。難しいのが良い人はこちらを
どうぞ。近年ボルトなどが打ち足されて登りやすくなっているそうです。

金川記